• 東京・新宿・奥神楽坂にあるお琴教室・三味線教室

2024年4月20日(土)、宮城道雄先生の生誕130年を記念する演奏会の第三弾として、全国から総勢1,000人の会員有志が参加し、記念事業の最後を飾る演奏会に参加させて頂きました。

半年前から月に1度、宮城道雄記念館にて、矢崎明子先生にご指導を頂いて迎えた演奏会でした。

この記念館、今年の7月27日(土)をもって建て替えの為に休館となり、2年後の12月に新規オープンとなるそうです。この記念館もまた、姿を新しく変える事になると思うと、感慨深いです。

記念館がある新宿区中町の通りは、個人宅やマンションが、次々と建て替えられ、絶えず工事が行われております。この記念館もどのような姿となるのでしょう。我が家から徒歩15分。静かに見守りたいと思います。

さて、演奏会の演目は「さしそう光」、昭和天皇皇后両陛下御成婚10周年と、皇太子殿下(現上皇陛下)の御生誕を祝う演奏会で初演された、宮城道雄先生が作曲された曲です。

この曲は、もう14年も前になりますが、同門の先輩と一緒に八芳園で「商船三井新造船進水式前夜祭」にて演奏した、思い出の曲です。

私にとっては、何か人生の節目に巡り合わせる曲のように感じていて、思い入れの深い曲なのです。祝儀曲でもありますし、やはり私にとっても、新しい時代の幕開けの曲なのでしょうか。

演奏がどうだったのか、演者には実のところは分かりませんが、客席で聞いて下さった方からは、「前奏聞いただけで涙が出ちゃったよ!」とか、「歌が素晴らしかった!」など、嬉しい感想を頂きました。

実は演奏の直前に、矢崎先生が、「歌の歌詞をハッキリと歌う事。」と、一言ご指導下さったのです。

この一言によって、全員が歌への意識を高めた事は間違い無いと思います。

その指導の的確な「タイミング」と「成果」に、私はただただ、恐れ入ったのでありました。

開催場所は東京国際フォーラム・ホールAと、初めての広〜〜〜い会場。

まさか自分が出演者となってこのホールに立つとは。

途中、客席とバックヤードを行ったり来たり走り回ったりして、大汗をかきました。

ステージに上がる為に、巨大なエレベーターに40名が一度に乗り込む経験も。

こんなに規模の大きい演奏会を取り仕切って下さった運営委員会の方々、沢山の楽器屋さん、本当にすごいなーと、頭が下がります。

開演 AM11:00 〜終演 PM20:00頃と、9時間に及ぶ大会でした。

応援に来て下さった皆様方、私の一生の記念にお付き合い下さり、本当にありがとうございました。