• 東京・新宿・奥神楽坂にあるお琴教室・三味線教室

冬晴れの爽やかな月曜日、神楽坂の表通りから地蔵坂を上がるとそこに、樹齢250年以上の大きなイチョウの木があります。

今年になって取り壊しになった日本出版会館があった場所ですが、今は大きなマンションに生まれ変わろうとしている場所です。

戦災にも耐えて力強く生きているこの銀杏の木が大好きで、毎年の紅葉の美しさと、落葉の荘厳な様子を楽しみにしているのです。

戦前からある木ですから、もちろん宮城道雄先生もお散歩の度に、この木の落葉の音を聴いていらしたに違いありません。

今年の秋は、お稽古で『落葉の踊り』をやっていたせいか、この銀杏の木の前を通りかかる度に、チロリントン♪テロリロリントン♪と口ずさみながら、眺めていました。

『落葉の踊り』は、お琴、三味線、17弦のそれぞれに楽しさがあって、お稽古では、先生:お琴&私:17弦、先生:お琴&私:三味線、先生:17弦&私:お琴、と、ずーっとグルグルと違うパートを合わせてもらって、お稽古が楽しくて仕方ありませんでした♪

ところで、今年は紅葉も落葉もとても遅かったですよね。今か今かと待ちわびるうちに、今年が終わってしまうんじゃないかと思ったほどでした。

神楽坂のメイン通りでは街路樹の欅の木の葉が散ってしまう前に、剪定を急いでいました。

この剪定が間に合わないと、欅の落葉で神楽坂は大変な事になっちゃうんです。商店街の方々は、集めても集めても終わりのない、落葉の海に、途方にくれてしまうわけです。でも、そんな落葉でてんてこ舞いの神楽坂を歩くのも大好きなんですが、商店街のご主人達には申し訳ないです!ごめんなさい。