• 東京・新宿・奥神楽坂にあるお琴教室・三味線教室

この季節の楽しみは、神楽坂近辺の椿を眺めながら歩く事です。

今年も綺麗に咲いてるな〜。可愛いな〜。と思いながら、椿の花粉で顔を黄色くしているメジロにも出会えないものかと楽しく歩いています。

さて先日、お友達からの紹介で、新宿高島屋B1で開催されている「旅する和菓子」という期間限定のイベントコーナーに行ってきました。

滋賀県「とも栄菓舗」のお菓子が目当てです♪若旦那さんがお好みの餡で好きな形の上生菓子を作って下さるとの事で、楽しみにやってきました。

お願いしたのは、「小豆こし餡のメジロ」と「ピスタチオ餡の椿」の上生菓子です♪

出来ました〜!可愛いメジロと椿のお菓子〜♪

若旦那さんは、とても優しい方で、子供達が興味深く眺めていると、制作途中の形をブースの中から良く見せて下さったり、どんな感じのお菓子がいいの?

と聞いて、「かっこいいのー!」とか、「恐竜ー!」とか言うリクエストにも応えて下さって、とってもホノボノとした雰囲気。

その他にも伝統的な「ぼたもち」「草餅」「豆大福」に加え、「革新7:伝統3」の新しい和菓子もあって、そちらも頂いてきました。

痛恨のミスは、「大きな苺大福」を買いそびれた事です。上生菓子に目を輝かせて居るうちに、売り切れてしまいました…。到着時にはあったのに…。クヤシイ!この苺大福は、数時間後の出来上がりに合わせて予約している方も沢山いらっしゃったみたいで、大人気。もー見るからに最高ですもんね…。

お家に帰って、楽しみにしていた上生菓子から頂きましたよ〜。

たまーに登場するピクニック用お抹茶セットを出して、簡単にお抹茶を立てて。

ホントに美味しかったです。甘過ぎず、香りよく、優しく、あー本当に和菓子って美味しー。って幸せな気分になります。

お抹茶も、母が茶釜でお湯を沸かして立ててくれる味には到底かないませんが、ほっとするいいお抹茶でした。あれ?お菓子が美味しいからですよね?お菓子がいいと、抹茶が美味しいの法則。

それから、「革新7:伝統3」の新しい和菓子「HAKU」と「ベイクドようかん湖々菓楽KOKOKARA」ですが、今日はちょっと糖分過多ですので、「HAKU」の方だけ。

これ、さらし餡のクッキー生地なんですよ!この食感がもう何とも言えず素晴らしい。中のショコラとアドベリー味のチョコレートとのバランスも良くて、これはお取り寄せ予定確実のお菓子です。なかなかこんなに気に入るクッキーって無い。ベイクドようかんも楽しみだな〜。

滋賀県「とも栄菓舗」さんのHPはこちら。数々の受賞を誇る名店だそうです♪

↓↓↓

https://www.sweet-tomoe.com

さてお話は少し飛びますが、椿の三味線立てです。

浅草の箱長さんに頼んでいたものが、出来上がったのです。

この木目込み細工に憧れる事10年。ついに私のオリジナル三味線立てを作って頂いたのです!!しかも2丁立てです。

裏も表も両面に細工を施して頂いて、私の椿の三味線立てです。嬉しくってもうルンルンの1日でした。

この椿、ちょっと変わっていると思いませんか?花弁の縁が白く縁取られているのです。「玉之浦椿」という長崎県五島列島に自生する、とても珍しい椿なんです。私の夫はここの出身で、この椿を見ると、色んな思いが溢れます。素敵な三味線立てを作って下さって、箱長さん、ありがとうございました。

そして、数年前、神楽坂近辺をお散歩していたら、この玉之浦椿を発見したのです。毎年綺麗なお花をつけてくれるので、本当に嬉しく、毎年眺めています。

椿に和菓子、地唄に「椿づくし」と「茶音頭」という曲がありますね。

「薮の中なる香のもの、朴庵侘助唐椿、八千代つきせぬ花の数〜。」とか、

「昔話の爺婆と〜なるまで釜のなかさめずー。」なんて、

口ずさみながら、神楽坂散歩なんていかがでしょう?渋過ぎますかね?