• 東京・新宿・奥神楽坂にあるお琴教室・三味線教室

コロナの新規感染者数も落ち着いている今日この頃、皆様のお出かけの機会も増えているでしょうか?

私は気持ちの良い秋晴れの日を選んで、上野に行く機会がありました。

今作っている動画に仏像を描きたくて探しているうちにたどり着いた、東京国立博物館での「最澄と天台宗のすべて」天台宗ゆかりの秘仏集結!

ありがたい仏像の展示です。

そこでスケッチする事は無理でも、何か得るものがあるのでは・・・?

という期待もあり、上野へお出かけです。

前回この博物館へ来たのはほぼ2年前。コロナが始まる少し前の事で、確か「正倉院宝物展」だったと思います。秘宝の5弦琵琶を拝見したくて伺ったのでしたが、すごい行列、芋洗状態で拝観した事を思い出しましたが、

今回は人出もまばらで、とても見やすかったです。

到着して早速頂いた抹茶ラテ。比叡山からの初出店の梵字カフェがロビーにありました。薬師如来のお札と共に、頂戴致しました。

展示物を撮影出来ないのは残念ですが、こちら、パンフレットにて雰囲気だけでも。平安・鎌倉の時代に作られた仏像や絵巻、書物などを拝見していると、不思議と眉間の辺りが温かくなります。何故かしら?

イヤホンガイドは市川猿之助さん。耳に心地よい素敵な声でした。

曼荼羅図などもあったのですが、真言宗の曼荼羅図とは少し違うそうなのです。何がどう違うのか、素人にはさっぱり分かりませぬ…。

見たいと思っていた六道図も、展示されていたのは「人道不浄相幅」「人道苦相I幅II幅」などなど。。。とても直視出来ませんでした。人間って、苦もあり、楽もあり、なのね〜。目指す所は悟りの境地でしょうか。

仏の世界をたっぷり満喫した所で、お土産物売り場で、私の先生の出版物を発見。「写仏 守り本尊なぞり描き」そこは天台宗も真言宗もあまり関係無いのですね。

確かに山田流の箏も生田流の箏も、箏は箏です。仏は仏ですね。

次はこちら↓「空海 祈りの形」これを拝見したいと思います。

博物館を出て、上野公園の中を歩いてゆくと、博物館からさほど離れていない所に、上野東照宮ぼたん苑があります。10月31日までは、ぼたん苑が、ダリア苑になっていて、とても綺麗でした。

ダリアは穢れを引き受けて、浄化して明るくしてくれる上に、その穢れを自分の栄養にするという、とんでもなく素晴らしい植物なんだそうです。すごくないですか?

ダリア苑を気持ちよく歩いていると、苑内にお箏の音色が。

録音のものでしたが、「八段」と「秋の曲」がかかっていました。

ダリア苑の雰囲気にとても合っていて、とても素敵。

ダリア苑を出たすぐ近くには、「上野 精養軒」があります。

こちらは双子のパンダ誕生のお祭りムード。

何年も前になりますが、こちらのお集まりに寄せて頂いて、箏を演奏して聞いて頂いた事を懐かしく思い出しました。

テラス席でヒヨドリの声を聴きながら美味しいランチを頂いて、お土産に皇室鴨場で提供しているプリンを買って帰宅したのでした。

秋晴れの素晴らしい1日に、ひと時コロナを忘れたのでした。

早く終息しますように。