• 東京・新宿・奥神楽坂にあるお琴教室・三味線教室

3度目の緊急事態宣言中ですが、良い天気で気持ちの良い日が続いていますね。

上の写真は後楽園近くの外堀通りを運転中に停車した所、

ふと花壇を見たら、なんてメルヘンチックな世界。

可愛らしいお花が咲き乱れていましたので、思わずパチリ。

さて、この先向かったのは私がお琴を習っている先生のお宅。

先日ご結婚された先生に、今日は心を込めた贈り物を持参致しました。

丹精込めて作ったこのインテリア茶箱、茶箱教室の先生にも熱心にご指導頂いて、ようやく出来上がりました。

昨年9月からコツコツと作り初めて、8ヶ月。差し上げたい先生のイメージや、お好みを想像して、ウェディングと言うこともあり、真っ白な麻&綿のレース生地を購入。

下地に重ねたキラキラのベージュの生地がうっすらと透ける計算です。

最初は金箔の帯を下地にしたいと思ったのですが、それはとても難しいと言うことで、代わりにキラキラの薄手の生地にしたのでした。

生地を貼る前の茶箱は上右の写真のようになっています。

これにワタを巻いて、生地を貼ってゆきます。

茶箱はもともと、お茶の葉を新鮮に保存・運搬するために使われてきた木箱です。防湿防虫のため、内側にトタンでライニングを施してあるのです。保存性と実用性はバッチリ!

これに素敵なファブリックを貼って、インテリアとしても活用出来るのです。

内箱、蓋裏、タッセル、それぞれに想いを込めて、こだわって作った力作でした。

右側のお茶箱は、私が琴爪のお道具を入れているもの。

(その記事はこちら→琴爪について

左側はウェディングのギフト。その差は歴然!!

自分のお茶箱も十分に素敵だと思っていたのに、こうして比べてみると、まー何というか…。

でも、差し上げた先生にも気に入って頂けたので、本当に嬉しかったです。

はー私のお茶箱も、無事にお嫁入りしました〜。

さて、青空広がる今日の神楽坂。今日ご紹介したいのは、地下鉄東西線・神楽坂駅を降りて、2番出口の矢来口を上がると正面にある建物、新潮社の「la kagū」です。

ここには何と、桐の大木が2本あるのですよ。私は勝手に神楽坂はお琴の街だと思っているのですが、そんな街のシンボルツリーとして、美しく聳え立つこの桐の木が、愛おしくて仕方ありません。

そして、この季節の楽しみは、この木々に花が咲く事です。薄紫色の可愛らしいお花。

毎年ゴールデンウィークの頃には、山中の高速道路を走行中、紫色の花が咲いている木を見つけると、上に向かって咲いているのは桐の木、下向きに枝垂れているのは藤の木。と、見つけるのを楽しみにしています。

お琴は、桐の木で出来ているので、山中に桐の花を見かけると、こんな山深い所で一生懸命育ってきた桐の木が、今、こうして私の手元にやって来てくれたのね。。。と思うと、自分のお琴が愛おしくてたまらなくなるのでした。

このお琴が私の手元にやってきてから、もう10数年が経ちますが、最初は硬くて鳴らすのに苦労したのですが、今、ようやく柔らかい中にも芯のある、好みの音色に近づいてきたように思います。

大切なお琴。これからもよろしくね。